レスリング女子60キロ級世界選手権覇者の川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)が、12月の全日本選手権は62キロ級で出場する見通しを示した。12日、女子日本代表が東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開。川井は「全日本は62キロにするかな、と思っています。減量もないので」と言った。

 世界レスリング連合(UWW)は8月の理事会で、20年東京五輪での新たな階級区分を決定した。川井は16年リオ五輪を63キロ級で制し、同年12月の全日本は58キロ級で優勝。20年東京五輪は57キロか62キロの可能性が高い。今の体重は61キロ前後で「重い日もありますから」とし、今後を見据えた。

 栄強化本部長はリオ五輪53キロ級で吉田を破った米国ヘレン・マルーリス(26)との対決も期待している。だが、川井は「それは分からないです。イメージでは勝ってますけど。イメージで負けてたらダメですけどね…」と、気に留めない様子だった。