日本オリンピック委員会(JOC)山下泰裕強化本部長(60)が12日、20年東京五輪の目標金メダル数を史上最多30個とした。都内で「個人的にですが、リオ五輪(12個)の2・5倍はいけるんじゃないか」と過去最多16個(64年東京、04年アテネ)を大きく上回る数を掲げた。JOCは東京五輪で世界3位の金メダル数と掲げてきたが、具体的な数字は初。「これは個人の思いで強化本部(の数字)ではない。強化本部としてデータを集めて来年の夏前ぐらいに(決める)」。

 来年平昌五輪の目標は「金複数個を含む計9個」とした。期待のメダル候補はノルディックスキー・ジャンプ女子高梨沙羅、伊藤有希、ノルディックスキー複合渡部暁斗、フリースタイルスキー女子ハーフパイプ小野塚彩那、スピードスケート女子小平奈緒、高木美帆、チームパシュート、フィギュアスケート男子羽生結弦、宇野昌磨とした。