フィギュアスケートの平昌五輪シーズンのグランプリ(GP)シリーズが20日からの第1戦ロシア杯(モスクワ)で開幕し、男子は羽生結弦(ANA)が2連覇を狙う五輪に向けた戦いを始める。五輪代表選考にも影響するため、2枠の女子は宮原知子(関大)三原舞依(シスメックス)樋口新葉(東京・日本橋女学館高)本田真凜(大阪・関大高)らが熾烈(しれつ)な争いに挑む。男女のシリーズ上位6人が12月7~9日のGPファイナル(名古屋)に進む。

 ◆フィギュアスケートの五輪代表選考 五輪代表は男子3人、女子2人で、全日本選手権(12月21~24日・東京)優勝者が最優先で代表入り。女子の2人目は全日本2、3位や全日本覇者を除くGPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時の3シーズンを対象とした世界ランキング、五輪シーズンの世界ランク、国際スケート連盟公認の五輪シーズン最高得点でいずれも日本勢トップ3の候補から判断する。男子の2人目は全日本2、3位、全日本覇者を除くファイナルの日本勢上位2人から選考し、3人目はここで漏れた選手と代表決定済みの2人を除く全日本終了時の世界ランクなどから決める。