ショートプログラム(SP)8位の無良崇人(26=洋菓子のヒロタ)が111・84点と振るわず、合計186・66点の最下位に沈んだ。スタートのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は成功させたが、続く4回転トーループが2回転に。頭の中は混乱していき、ジャンプのミスを連発した。取材ゾーンに姿を見せてからも「なんと言っていいか分からないぐらい、頭が回っていない」と動揺を隠せなかった。

 18年平昌五輪の男子出場枠は3。現実的には羽生結弦、宇野昌磨の2人を追う3枠目争いになる。シーズンが深まっていくところで向き合う厳しい結果。経験豊富な26歳は「1から崩してやり直したい。早く帰って練習したい」と必死に前を向いた。