来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックの開閉会式や表彰式で日本選手団が着用する公式ウエアが、同五輪の開幕まで100日となった1日、東京都内でお披露目された。朝日をイメージした鮮やかな「サンライズレッド」を基調にし、優れた保温性や軽さが特長。発表会に出席したノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)は「選手の燃えるような気持ちにぴったり」と好印象を口にした。

 車いすの選手には汚れやすい袖の部分が分厚くつくられており、パラアイスホッケーの高橋和広(東京アイスバーンズ)は「ストレスなく移動できると思う」と話した。

 ウエアに袖を通したフリースタイルスキー・女子ハーフパイプ(HP)の小野塚彩那(石打丸山ク)は「五輪の(表彰台で)一番高いところにいきたい」と金メダルへの意欲を示した。前回のソチ五輪で全敗に終わったアイスホッケー女子の大沢ちほ(道路建設ペリグリン)は「4年間積み重ねてきたものを出し切りたい」と力強く話した。

 公式ウエアはアシックスが提供した。