日本レスリング協会は22日、2020年東京五輪の新階級区分で実施する全日本選手権(12月20~23日・駒沢体育館)の出場予定選手を発表し、女子50キロ級に昨年のリオデジャネイロ五輪48キロ級金メダルの登坂絵莉(東新住建)と世界選手権48キロ級女王の須崎優衣(東京・安部学院高)が名を連ねた。

 登坂は10月に左膝と左足首の靱帯(じんたい)を損傷し、全治約3カ月の診断を受けた。吉田沙保里(至学館大職)と伊調馨(ALSOK)はエントリーしなかった。

 ともにリオ五輪金メダリストで、60キロ級で世界選手権優勝の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は62キロ級、69キロ級で世界選手権制覇の土性沙羅(東新住建)は68キロ級に出場する。55キロ級の世界選手権女王、奥野春菜(至学館大)は53キロ級に挑む。

 男子はフリースタイル57キロ級に世界選手権覇者の高橋侑希(ALSOK)、グレコローマンスタイル60キロ級に世界選手権59キロ級王者の文田健一郎(日体大)とリオ五輪59キロ級銀メダルの太田忍(ALSOK)が臨む。