フリースタイルスキー男子モーグルのW杯(ワールドカップ)開幕戦で4位に入った遠藤尚(27=忍建設)が11日、大会が行われたフィンランド・ルカから帰国した。

 惜しくも表彰台こそ逃したが、復調を印象付けた遠藤は「3本そろえ、自分のやりたいことができたのはよかった」と振り返った。体が雪面から浮かず、スムーズに滑り落ちる武器であるターンは、ジャッジからも評価が高かった。

 「自分がどういう評価をもらえるか知ることができた。自分の立ち位置を知ることができた」とうなずいた。エアは難度を落としながら、好成績を残しただけに「次のステップにつながる」と、競技生活の集大成となる平昌(ピョンチャン)五輪への手応えを感じていた。