2020年東京五輪で新採用されるサーフィンで世界一を争う「ワールドゲームズ」(WG)を来年に開催する愛知県田原市が11日、市内で記者会見し、山下政良市長が「世界に日本、田原市をアピールしていきたい」と開催意義を説明した。

 9月15~22日の開催で、約50カ国・地域から約300選手が参加見込み。世界選手権に相当する大会で多くのトップ選手参加も期待される。日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長は「東京五輪の前哨戦」と位置付けた。

 日本開催は「世界選手権」の名称だった1990年千葉大会以来、2度目。今秋には宮崎県日向市で世界ジュニア選手権が日本で初めて開かれた。サーフィンが五輪種目に決まってから海沿いの自治体で地域活性化に向けた国際大会誘致への関心が高まっており、山下市長は「サーフィンの街だと分かってもらえると期待したい」と述べた。