バドミントンの世界選手権女子シングルス覇者の奥原希望(22=日本ユニシス)が来年度の目標を「安定」に定めた。14日、都内で心身の健康をサポートする個人、団体を表彰する「ウエルネス アワード オブザイヤー2017」の表彰式に参加した。

 8月の世界選手権優勝が認められた形だが、その後に右膝を負傷し、全日本総合選手権は棄権、13日から開幕した世界最上位が争うスーパーシリーズ・ファイナル(ドバイ)は欠場に追い込まれた。「今年は良いこと、悪いことがあった。波が激しかったので、できるだけ波を落ち着かせて、コンスタントに結果を残したい」と安定性を課題に挙げた。

 ケガの状態は「順調に回復している」と話す。練習は継続しており、来年の国際大会から復帰を目指している。来年はジュニアからともに活躍してきた同学年の桃田賢斗(23=NTT東日本)も2年ぶりに日本代表に復帰する。「遠征中からいろいろ学べて、(技術を)吸収できる。ワクワクしている」と「戦友」の復帰を歓迎。来年は桃田の存在も刺激にしながら、安定性を高めていく。