卓球のワールドツアー・グランドファイナルは14日、アスタナで開幕し、女子シングルス1回戦で世界選手権個人戦銅メダリストの平野美宇(エリートアカデミー)が世界ランキング17位の顧玉■(中国)に3-4で負け、初戦敗退した。

 平野は0-2の第3ゲーム途中から一転して攻勢に出た。早いタイミングで打つ両ハンドの弾道の低い球が厳しいコースに決まった。今年3戦3敗の顧玉■に対して初めてフルゲームに持ち込み「前半は自信がなかった。思い切ってやったのが良くて、いい試合ができた」と過去とは違う手応えもつかんだ。4月のアジア選手権優勝以降、中国選手に対策を講じられたが、最後の国際大会で明るい兆しも手にした。「すごく忘れられない1年になった」と感慨深げに言った。

※■女ヘンに亭