明成2年生の田中裕也が、5本の3点シュートを決めるなど計24得点の活躍を見せた。第1Qから3発沈めてチームを勢いづけ「負けられないと思って、積極的に思い切り打ちました」。3年生主体のチームで唯一の下級生先発。「試合に出させていただいて、いつまでも頼っているだけではダメだと思っていた」。179センチながら、8リバウンドもチーム2位と奮闘。新チームでも中心選手として期待されるが「去年負けてから、1年間で勝てるように練習して結果が出せてうれしい。来年も優勝を成し遂げたい」と誓った。

 ベンチ入りメンバー唯一の宮城県出身で、1年生の蒔苗(まかなえ)勇人も途中出場。第4Qは4点差に迫られた場面で3点シュートを決めた。佐藤コーチは「田中も持ち味を出してくれたし、蒔苗のシュートにも助けられた。来年は背が小さいチーム。新しいチャレンジのチームに変えていかないとね。非常に厳しい」と連覇へ気を引き締めた。