グランプリ(GP)ファイナルで初優勝した15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)がほぼミスなしの演技を見せ、世界歴代2位の80・27点をマークして首位発進した。

 右足故障からの復帰戦となった世界選手権2連覇のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)の着氷が乱れ、78・57点で2位。2014年ソチ冬季五輪銅メダルのカロリナ・コストナー(イタリア)が78・30点で3位につけた。

 メドベージェワはひびが入った右足中足骨の治療のために昨年12月のGPファイナルとロシア選手権を欠場し、今季シニア転向のザギトワはメドベージェワが不在だった2大会を含めて5連勝中。平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)前の直接対決に注目が集まっており、20日(日本時間21日)にフリーを実施する。