東地区1位の秋田ノーザンハピネッツは87-73で同3位の山形ワイヴァンズに競り勝ち、開幕12連勝に続く今季2度目の9連勝を飾った。第3Q(クオーター)序盤まで競り合ったが、秋田カディーム・コールビー(27)の3連続ダンクシュートなどで流れを呼び込んだ。

 B2リーグ首位の秋田が底力を見せつけた。第2Q序盤に秋田クリス・カヨール(33)が負傷退場した穴をコールビーがカバーした。同Q8分半過ぎ、ターンオーバーから山形ビリー・マクシェパード(30)に逆転ダンクシュートを許したが、コールビーのフリースローですかさず同点とし、この日1本目のダンクシュートで勝ち越した。同点に追いつかれた第3Q序盤は、43-41から3連続ダンクシュートを含む4連続シュートで突き放した。コールビーは、ダンクシュート7本を含む両チーム最多の31得点。2点シュート成功率は73・3%をマークした。

 日本でのキャリア・ハイのコールビーに対し、ジョゼップ・クラロス・カナルス・ヘッドコーチ(49)は「ほかのチームメートがいいパスを出してくれ、アシストしてくれた。点を取れたのは自信になると思う。それ以上に彼のディフェンスがすごかった」と攻守の活躍を評価。コールビーは「ディフェンスでいいプレーができたことがいいエナジーとしてオフェンスにつながった」と振り返った。【佐々木雄高】