日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は27日、フェンシングの全日本選手権団体戦で昨年12月16日に実施されたドーピング検査で禁止薬物が検出された早大2年の女子選手が1年3カ月の資格停止処分となったと発表した。

 処分期間は検査日から。同選手権女子サーブルで優勝した早大の結果は取り消される。禁止物質は当該選手が高校時代から服用していた治療薬に含まれていた。同機構に15年10月に申請し使用を認められたが、承認の期限切れ後も服用を続け違反。日本フェンシング協会は「厳粛に受け止め、注意の喚起、情報の共有と教育の徹底を行っていく」と声明を発表した。