東地区4位の仙台89ERSが同地区5位の青森ワッツに86-91で敗れ、今季限りで現役を引退するポイントガード(PG)志村雄彦(35)のホーム最終戦を白星で飾れなかった。

 志村は先発出場で27分57秒プレー。第3クオーターの1分23秒、ゴール下に切れ込んでシュートを決めるなど、この日は計3得点。司令塔としてチームトップのアシスト8本も決め、今季最多3765人のブースターで埋まったスタンドの声援に応えた。引退セレモニーでは「今日もみなさんと笑顔で終われず、本当に悔しいです。B1で優勝するというみなさんとの約束を果たしていないので、次は新たな立場で優勝をかみしめたい」と、涙をぬぐいながらあいさつした。