アメリカンフットボールの定期戦で日大選手の悪質タックルの被害を受けた関学大が26日、兵庫県西宮市内の関学大で会見した。会見に出席した鳥内秀晃監督と小野宏ディレクターの一問一答。

 -日大の再回答書について

 鳥内監督 あまり前の回答と変わりないなというのが印象。第三者機関を含めて、ちゃんと調査していただきたいと思います。

 -内田前監督と井上コーチについて

 鳥内監督 内田監督は全て私の責任とおっしゃった。ただ1プレー目で(反則を)起こした。本当にあれが自分の責任と考えるのであれば、発言内容はもうちょっと変わっていたと思う。何か事実を、本当の責任を曖昧にしている感じがしている。井上コーチはやはり、内田監督を気にしながらの、本当に思っていることを言えているのかなという印象がありました。

 -当該(宮川)選手、監督の会見を見て、どちらが真実を語っていないか

 小野ディレクター やはり、私自身は宮川君の話に信憑性があると考えている。勝手に判断してやったとは考えていない。これについては謝罪の時に、宮川君自身とお話しをして、態度を見て、確信を持っている。

 鳥内監督 私も宮川君が真実を語っていると。井上コーチ自体が(内田前)監督の存在を気にして話している印象。監督が怖いっていうのはあるけれど、コーチですらものを言えないのかなあ。選手としてはもっと言えないですよね。教育としてどうなのか。

 -18日に直接宮川選手が謝罪に来た。状況を具体的に

 小野ディレクター 謝罪については、本人とご両親が来られて、関学QBの本人、ご両親とお会いする。私どもが遅れて出席した形でした。私は入っていく前のことは分かりませんが、入った後、本人がこれまで起きたことの説明をしていただいた。手書きのメモに基づいて、きちんと説明しており、私自身はその内容について、非常に信憑性が高いと感じています。態度を含めて、そう感じていました。

 -タックルした選手はフットボールはもうやらないと言った。フットボールに携わる者として、どう捉えているか

 鳥内監督 私としては続けて欲しい。監督、コーチが戻って欲しいっていうならなんでそんな指導するんや。何でそういう追い込み方するんや。話して、分からん人間に恐怖心与えて、何になるんやと。