全仏オープンで女子ダブルスの穂積絵莉(24=橋本総業)と二宮真琴(24=橋本総業)組が3-6、3-6でシニアコバ、クレチコバ組(チェコ)に敗れ、日本女子ペアとして4大大会初の快挙はならなかった。

 優勝こそ逃したが、ノーシードからの躍進だったことは間違いない。日本女子がダブルスで4大大会の決勝に進んだのは過去12回。日本選手としては、4大大会のどの種目よりも多かったが、12回すべてが外国選手とのペアだった。日本女子同士では02年全仏で杉山愛、藤原里華組、17年全豪で穂積、加藤未唯組の4強が最高成績だった。そんな歴史の中で、日本女子ペアとして初めて4大大会の決勝に進んだ意義は大きい。

 今回の結果で東京オリンピック(五輪)出場はもちろん、金メダル獲得も視野に入ってきた。20年6月のダブルス世界ランクでトップ10に入っていれば、ダブルスの東京五輪出場権獲得となる。出場すれば、実力ペアの金メダル獲得の可能性は十分ある。