池江璃花子(18=ルネサンス)が、大会タイ記録の24秒33で連覇を果たした。予選を25秒63と全体の1位で通過。ストロークのテンポを確認して決勝に臨んで、ノーブレス(息継ぎなし)をさく裂。屋外プール、しかも雨が降る悪条件の中で、8月のジャカルタ・アジア大会の優勝タイム24秒53を上回った。それでも大会記録は自身が昨年出したタイムだけに「大会記録を抜かしたかったので、可もなく不可もなくというところです。ただ個人最後の種目で、東京チームに貢献したいと思っていました」と話した。

その後は今大会4種目目の400メートルメドレーリレーにバタフライの第3泳者で登場。埼玉に次ぐ2位に入った。パンパシフィック選手権での100メートルバタフライ金メダル、アジア大会での日本勢6冠によるMVPなど大活躍した今季を締めくくった。「速くなりたい、強くなりたいという気持ちがあった。いろんな経験ができた1年だった。今後もやるべきことをやっていきたい」と口にしていた。