競泳男子の瀬戸大也(24=ANA)が29日、米アリゾナ州フラッグスタッフでの高地合宿に向けて出発した。

短水路世界選手権(12月、中国・杭州)に備えて、約3週間の合宿を行う。合宿ではいつも一緒に練習している自由形の五十嵐千尋と天井翼に加えて、竹村コーチに指導を受ける平泳ぎの渡部香生子、背泳ぎの赤瀬紗也香も初めて同行する。また背泳ぎの入江陵介も途中合流する予定となっている。

瀬戸は「代表クラスの選手しかいないので、いい練習ができる。香生子ちゃんは平泳ぎで世界一(15年世界選手権女子200メートル金メダル)だし、キックはすごくいいものがあるのでまねしたり、入江さんから背泳ぎを学んで、強化したい。翼(天井)は自由形が強いので、競り合っていきたい」と意欲的に話した。

代表活動以外で初めて瀬戸らの合宿に参加する渡部は「いろんなお兄さん、お姉さんがいて、充実した3週間にしたい。合同練習もあるので、たくさん学ばせてもらいたいなと思います」と笑顔を見せていた。