明大が東海大に3-0のストレート勝ちで3位となり、笑って大会を終えた。

明大は第1セット終盤、23-24とされたが、リベロ小川智大(4年)のレセプション(サーブレシーブ)から逆転。同セットを30-28で奪って、勢いをつかんだ。第2セットは立ち上がりに9-2と7点差をつけ、そのまま逃げ切り。第3セットは相手のミスも誘って徐々にリードを広げた。3セットを通じ、179センチのウイングスパイカー小松一哉(3年)、サウスポーの池田颯太(2年)らがおもしろいようにスパイクを決めた。

最も印象的な選手が対象のMIP賞に選ばれた小川は「最後の大会で日本一になれなかったが、切り替えて楽しもうと思った」と、チームメートからの祝福に笑顔を見せた。そして「セッター上林(真澄、2年)の組み立てがしっかりできた」と勝因を分析した。

卒業後はVリーグの豊田合成に進む。「2024年のパリ五輪を視野に入れたい」と、社会人としてリベロ日本代表を目指す。

【男子3位決定戦】

明大3(30-28、25-18、25-15)0東海大

<主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事