松蔭大が最多29回の優勝を誇る日体大を3-1で破り、3位となった。

松蔭大は日本代表でアジア東部地区選手権MVPのウイングスパイカー古谷ちなみ主将(4年)が、左サイドを中心にスパイクを連発。相手ブロックを粉砕した。第1セットを27-25で制すると、第2セットは中盤から突き放した。第3セットは24-24からの連続ミスで落としたが、第4セットには、古谷に加えてミドルブロッカー古屋祐美(3年)らのスパイクがさく裂した。

最も印象的な選手が対象のMIP賞には古谷が選ばれた。試合後、過呼吸になるまで奮戦した古谷は「上がったボールは全部全力で打ちにいった。ちょっとへばったが、みんなが助けてくれた」と、息を整えながら納得の表情を見せた。そして、「4年やってきたこのメンバーで、目標のベスト4以上の3位になれた」と、アジア東部MVPとは違ったうれしさをかみしめた。

卒業後はNEC入りが決まっている。「チームに勢いをつけられる選手になっていきたい」と、さらなる活躍を誓った。

【女子準決勝】

松蔭大3(27-25、25-17、24-26、25-19)1日体大

 

<主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事