「これ、要ります?」の第12回は、卓球界で飛ぶ鳥を落とす勢いの張本智和(15=エリートアカデミー)。昨年12月、ワールドツアー・グランドファイナルで史上最年少優勝を果たし現在、男子シングルス世界ランキング4位。東京五輪での目標を金メダルと公言する若手のホープが試合中に必需品としているタオルをいただいた。
■1人にプレゼント
「こんなのでいいですか」。張本は謙虚に品物を差し出した。おもむろに、タオルのにおいをかぐ。理由を聞くと「いや、臭くないかなって」と笑った。1月。シングルス、ダブルス、混合ダブルスの全種目に出場し、激闘した全日本選手権で使用したタオル。もちろん洗濯済みだ。しかも、張本自身が洗濯したというから、さらにレア感が増す。
生観戦やテレビ中継をした方は分かるかもしれないが、卓球選手は試合中、何度もタオルで手の汗をふく。ラケットを握るグリップが滑れば、数ミリの微調整でコースを狙う卓球において致命的。両競技者の点数の合計が6の倍数になった時、タオル使用のための休憩が認められる。「試合中に落ち着くために大切で、流れを変えたいときにも必要です」と語る。
シングルス連覇を狙った全日本だが、まさかの準決勝敗退。しかし、この敗戦は東京五輪に向け大きな糧となる。その悔しい汗を拭ったタオルもまた、張本の未来を語る上で貴重な一品になりそうだ。【三須一紀】
◆応募方法 プレゼント希望者は、はがきに住所、氏名、このページの感想を明記の上、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社スポーツ部「これ要ります?(12)」係までご応募ください。3月5日到着分まで有効です。


