国際バスケットボール連盟(FIBA)は30日、コートジボワールのアビジャンで理事会を開いて、20年東京オリンピック(五輪)の開催国枠を日本に付与することを決定した。

男子は76年モントリオール大会以来44年ぶり7度目、女子は2大会連続5度目の出場。また東京五輪から採用された3人制でも、IOCの承認が得られるという条件つきで男女の五輪出場が決まった。

男子は曲折をへてつかんだ五輪出場だ。05年4月にbjリーグが発足して、NBLとともに国内に2つのトップリーグが併存。FIBAから再三の改善要求を受けたが、応じられず。14年には国際大会参加を禁じる無期限の資格停止処分も受けた。川淵三郎氏を中心に改革に乗り出し、16年9月にBリーグが開幕。また課題だった代表強化も今年2月、21年ぶりのW杯出場をつかみとった。海の向こうから届いた朗報に、日本協会の大河副会長は「(男子は)一生オリンピックには出られないのかと思っていて。ここまでやってきてよかった。(五輪は)12カ国しかないので、ホームでもやれますから、ベスト8以上を目標としたい」と話した。

五輪出場も決まって、次はW杯中国大会(8月31日開幕)だ。日本は1次リーグでNBA選手が集う米国と同じE組に入った。世界最強の「ドリームチーム」との真剣勝負は9月5日に行われる。