本田紗来(12=京都醍醐FSC)がノービスA女子(6月末時点で11~12歳)に出場し、80・20点で3位に入り、全日本ノービス選手権(18日開幕・東京)進出を決めた。

「始めのジャンプで体が開いてしまった。精いっぱいの演技ではなかったが、(ジャンプを)まとめられたので良かった」。連覇とはならなかったものの、笑顔を見せた。

本田は17年全日本ノービス選手権で、ノービスB(6月末時点で9~10歳)で日本一に輝き、今年2月には国際大会のチャレンジ・カップで優勝を飾った。

今夏、元世界ジュニア女王の姉真凜(18=JAL)も担当するラファエル・アルトゥニアン氏にメインコーチを変更するという、小学生選手としては異例の決断をした。「大きな決断をしたので、不安より、がんばろうという気持ちの方が大きかった。進化した自分が出せるようにがんばりたい。(ラファエル・コーチは)練習がハードで、すごい選手もたくさんいるから刺激になる」と話した。

真凜と、女優業を両立する望結(15=大阪・関大中)の姉2人から「一番才能がある」と評されている12歳は、全日本ノービス選手権の目標を聞かれると「順位よりも、楽しいスケートが見せられたらいいな」と語った。【南谷竜則】