【シュツットガルト(ドイツ)9日=阿部健吾】体操の世界選手権は男子団体総合決勝が行われ、日本は6種目合計258・159点で昨年に続く3位に終わった。ロシアがソ連時代以来28年ぶりの優勝、中国が2位で2連覇を逃した。

予選は4種目でチーム最高点を出した新星の橋本大輝(18=市船橋)と、左足首の故障で回避した谷川航(23)の2人が、跳馬で高得点を稼いだ。萱和磨(22=ともにセントラルスポーツ)も全6種目で安定感をみせたが、上位2カ国には届かなかった。

昨年は技の正確さなどのEスコア(出来栄え点)で課題が残った。この1年は代表合宿で基本を徹底。中国での合宿、新体操の技術なども貪欲に学び、改善に努めてきた。内村、白井という2枚看板不在で臨んだ新生ニッポン。来夏へ向けて、今後は国内での五輪代表争いが待つ。