2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は8日、五輪観戦チケット第2次抽選販売の概要を発表した。

抽選申し込みは13日未明から26日午前11時59分まで。12月18日に結果が発表され、購入手続き期間は来年1月10日午後11時59分まで(12月24日から1月6日午前11時59分までは手続き不可)となる。

公式チケットサイトのみによる受け付けなど申し込み方法は1次抽選と同じ。下位カテゴリーでも抽選対象となる可能性がある「カスケードサービス」や「第2希望サービス」も適用される。ただし、第1次販売で30枚だった申し込み・購入枚数の上限は18枚。セッションごとの上限枚数は第1次販売との累計で、上限6枚のセッションで第1次で4枚購入している場合は2枚しか申し込めない。

第2次では前回販売されていないボクシング(両国国技館)が初めて対象となる。決勝A席4万5000円から予選D席3500円までが申し込める。また、札幌での開催が決まった陸上競技の男女マラソン、開始時間が再検討されているマラソンスイミング、総合馬術、トライアスロンの各チケットは対象外となる。

組織委は第2次販売に合わせて、第1次での申し込み傾向も公表。人気が集中したのは開閉会式と日本選手の活躍が見込める競泳、野球、卓球、体操、柔道などの決勝セッション。さらに、自転車BMXフリースタイル、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミングなど新しい種目にも人気が集まった。

逆に、比較的申し込みが少なかったのは会場が大きい競技の予選セッションなど。サッカー、バスケットボール、ラグビー、ホッケー、ハンドボールなどの予選は第2次での販売枚数が多くなる。金曜夜や土曜のセッションは人気集中。カテゴリーでは最上位と最下位席が人気。チケット当選確率を上げるには「平日昼間の予選セッションで、中間カテゴリーの席」が狙い目となりそうだ。