今季無敗の首位・ジェイテクトと対戦した東レは、0-3のストレート負けを喫した。相手の強力なサーブに対応しきれず、反撃の糸口すらつかめなかった。星野秀和主将(29)は「完全にサーブでやられた。それ以外は悪くなかったのですが」と、振り返った。

10月のワールドカップ(W杯)でベストサーバー賞に輝いた、ジェイテクトの日本代表・西田有志(19)が放つドライブのかかった高速サーブに苦戦。対策として守備に重点を置いた布陣で臨んだが、いとも簡単に破られた。第2セットには、3連続でサービスエースを許し、篠田歩監督(39)も「想像以上だった」と脱帽した。

西田には、この日両チームトップのサーブ効果率34・8%を記録された。その影響からか、攻撃の形もつくれなかった。前日の試合で課題となった中央からの攻撃も機能せず、ミドルブロッカーで挙げた得点は8点のみに終わった。

今季初の県内試合で2連敗。地元ファンに良いところを見せられなかった。指揮官は「劣勢になった時の弱さが、このチームの課題。攻撃面なども含めて、もっと変えていかないといけない」。次回の県内試合は、来月21、22日に本拠地・三島市で行われる。チームを立て直し、地元ファンの期待に応えたい。【河合萌彦】