競泳の東京都オープン前日会見が20日、東京辰巳国際水泳場で行われた。男子の瀬戸大也(25=ANA)渡辺一平(22=トヨタ自動車)女子の大橋悠依(24=イトマン東進)に加えて、大会を主催する東京都水泳協会副会長の北島康介氏(37)も出席した。北島氏は「東京都として初めて全国規模の大会を開催することになりました。冬場に向けて激しい練習の最中、選手たちに参加してもらって感謝しております」と口にした。

同大会は21~24日で行われる。瀬戸は、春先の休養から復帰した萩野公介(25=ブリヂストン)と200メートル、400メートルの個人メドレーで予選から対決する。「久しぶりに公介(萩野)と勝負できるので楽しみ」と口にしたら、右隣に座った北島康介氏が「ん? オレ?」と目をぱちくり。瀬戸は「萩野(公介)のほうです」と慌てて言葉を継ぎ足すひと幕もあった。

今大会は、男子200メートルバタフライ世界記録保持者で東京五輪金メダル大本命のミラーク(ハンガリー)も出場する。東京五輪の競泳は人気種目でチケット入手が困難だが、今大会は入場無料。東京五輪でメダル獲得が期待されるトップ選手の泳ぎをひと足先に「ただ」で見られるチャンスだ。