男子73キロ級で17年世界王者の橋本壮市(28)、五輪2大会銅メダルの海老沼匡(29=ともにパーク24)らが準決勝に駒を進めた。

男子81キロ級では、18年世界選手権銀メダルの藤原崇太郎(21=日体大)が準々決勝で2連敗中だった18年世界選手権金メダルのモラエイを下した。モラエイは今夏の世界選手権東京大会(日本武道館)で、母国のイラン政府などから敵対関係にあるイスラエル選手との対戦を避ける目的で棄権するよう圧力を受けた問題があった。大会後は安全確保のためにドイツで難民認定を受け、今大会は難民選手として背中に「IJF」のゼッケンをつけて出場した。

女子70キロ級では、17、18年世界選手権覇者の新井千鶴(26=三井住友海上)が準々決勝でオランダ選手に敗れ、敗者復活戦に回った。