川淵三郎氏、遠藤利明元五輪相らが代表発起人となった「新生テコンドーを応援する会」の創立総会が6日、衆議院第一議員会館であった。

同会は騒動が続くテコンドー界を激励会や資金面など支えていくもの。発起人には馳浩元文部科学相、黒岩祐治神奈川県知事、バレーボール女子元日本代表の大山加奈氏、サッカー男子元日本代表の藤田俊哉氏らの名前も連ねられている。

退任が決まっている全日本テコンドー協会の金原昇会長も姿を見せた。金原会長は「ビックリしています。このようなすばらしい会を作っていただき感無量。他の競技団体からクレームがくるのではないかと心配。私の心は感謝だけでございます」と述べた。また一連の問題の検証、新理事の選定などを担っている検証委員会の境田正樹弁護士には、「(他の人が)気を使ってしまう。フェアではない」との理由から、かねて「再任から外してくださいと」と依頼していたとも明らかにした。

今後は会長ではなく、1人の会員に戻る。「すべてに関してお茶くみ、座布団の出し入れから支援をしていきたい」と話した。ツイッターのアカウントも開設。お茶目なメガネをかけた姿などを公開し、強面のイメージとのギャップがウケてか、一部で話題になっている。「次に何かやらないといけないと使命感が出てきますね。くせになりそう」と笑った。

新会長には日本卓球協会の木村興治名誉副会長の就任することになった。10日の理事会、12月下旬の正会員総会を経て、新体制はスタートする。