ウィザーズに所属する八村塁(22)が敵地でのニックス戦に先発し、出場約23分間で8得点、5リバウンド、1アシストの成績で、復帰後5試合連続の2桁得点とはならなかった。チームは終盤に相手を突き放し、2連勝とした。

オールスター前では最後の一戦。八村にとっては公式戦初めての聖地マジソン・スクエア・ガーデンでのプレーとなったが、連戦と移動による疲れもあったか、前半は波に乗れなかった。

立ち上がりに連続でシュートを外すと、その後はなかなかシュート機会がなかった。第1クオーター(Q)残り約4分でダンクを決めてこの日の初得点を挙げたものの、第2Qではシュートを1本しか打てず無得点。前半を終えた時点ではフィールドゴールの試投5本で成功1本だった。

それでも後半に入ると調子は上向きになった。第3Q開始早々、ジャンプシュートに成功。さらに速攻で素早く走りだしてゴール下でロングパスをもらい、ファウルを受けながらもしっかり決めた。残り約6分にはリバウンドを確保したあと自らドリブルでゴール下に持ち込んでファウルを誘い、フリースローを2本沈めた。第4Qでは数分間コートに立ったが、得点には絡めなかった。

ルーキーイヤーの前半戦を終えた八村はこの後14日、オールスターの前座にあたるライジングスター戦に出場予定。若手の有望株が集うゲームで、世界選抜チームの一員として米国選抜チームと対戦する。