NBAウィザーズの八村塁(22)の米ワシントンの自宅内の様子が13日、愛用する高級家具ブランド、ボーコンセプトの特別動画で公開された。

企画に携わった同社インテリアスタイリストの太田有香氏は、米ワシントン市内で八村と面談し、自室の空間づくりをサポートした。

太田氏は動画公開を受け、取材に応じ「ご自身の好みを明確に表現される方で、とてもスムーズに進んだ」と振り返った。

面談はわずか50分ほどで1度きり。それでも太田氏は、十分な時間だったとうなずく。「たくさん話していただいたし、はっきりとしたビジョンを持っている方だったので。短時間ですぐに判断され、決断力があった」。試合中のプレー選択同様、インテリア選びでも、迷いはなかったようだ。

すでに話題になっている“靴専用”のクローゼット部屋は、八村から提案された。「窓がなくなってもいいから、部屋を靴だけで埋めたいと。すごく豪快なお部屋の使い方。ご自身の中ではっきりした優先順位を持っているのだと感じた」と感嘆交じりに太田氏は話した。

会話の中で、家族思いな一面も感じたという。「日本からご家族がいらっしゃった際、快適に過ごしてもらいたいと何度も口にされていた。みんなでくつろげるようにソファはL字形、ダイニングテーブルは広げられるタイプのものを選ばれた」。ちなみに同社ホームページによると、ソファは100万4800円、テーブルは49万6900円の高級品とみられる。

ウィザーズのブルックス監督は、チームの練習施設使用を15日から許可する方針を示している。

長く続いてきた自宅待機期間を、自分好みの空間で過ごせたことは、スーパールーキーのストレスを少しでも和らげることにつながったのかもしもれない。【奥岡幹浩】