バスケットボール漫画「スラムダンク」作者の井上雄彦氏と集英社が、06年に立ち上げた奨学金制度「スラムダンク奨学金」による選手の派遣を取りやめることを発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、参加者の健康、安全面を考慮し、最終選考までいっていた今年の第14回と、10月末から募集開始予定だった第15回を中止する。

井上氏は同サイトで「応募してくれた人たち、これから応募しようとしている人たちの気持ちを考えると、苦しくて難しい決断でしたが、何よりも奨学生の健康と安全が一番大切です。ウイルス禍で世界的に先行きがなおも不透明な現在においては、中止はやむを得ないと判断しました」とコメントを発表した。

同制度は高校卒業後も競技を続けることを希望する高校生を対象とし、渡米後、寮に入り、学力や英語能力を身に付けながら、技術を磨き、大学進学を目指すもの。現在NBAで活躍する八村や渡辺の同世代もおり、2人は利用していないが、海外挑戦へのきっかけとなった。