新型コロナウイルス感染拡大後、初の全国大会となる講道館杯全日本体重別選手権が開幕した。延期になった今年4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)を兼ね、感染対策を施して無観客で開催。大会規模も縮小し、出場選手は昨年の約460人から約240人に大幅削減した。マット数も7枚から4枚に減らした。一部階級では、コロナ禍での練習不足による出場辞退者も出た。出場者が最も少ないのは女子52キロ級の10人。

全日本柔道連盟(全柔連)は、初の試みとなるYouTube「全柔連TV」で1~3回戦までを配信した。多くの外国人選手や海外ファンらも視聴し、コメント欄には英語が並んで「外国人コメントが多すぎる」などの投稿もあった。試合が一時中断され、スタッフがマットを消毒する光景もみられた。