国内ランキング1位の石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)、村上めぐみ(オーイング)組が、決勝で坂口、鈴木組にストレート勝ちして優勝。ビーチバレーボール国内最高峰の「マイナビジャパンツアー」で今年唯一開催された大会で、国内トップの実力を示した。

石井、村上ともに狙いを定めたサーブでリズムを作り、相手に流れを与えなかった。リードを広げ21-16、21-17と連取。試合後に涙を見せた石井は、コロナ禍で目標としていた東京五輪が1年延期となり一時は悩んだという。「目指す方向が分からなくなることもありましたが、いろんな方が背中を押してくれてここまで来られた」と周囲のサポートに感謝した。

来年5月中旬から6月中旬の時期に行われる国内代表決定戦について、村上は「どのチームも伸びていますが、結成6年目の私たちもまだまだ成長できる。負けずに頑張りたいです」と意気込んだ。

男子の部は高橋巧、長谷川徳海組が、決勝で石島、白鳥組を2-0で破って優勝した。

【平山連】