渡辺一平(23=トヨタ自動車)は、1分0秒90で5位だった。

本職の200メートルを翌日に控えて、100メートルで腕試し。「1分0秒前半を出したいと思っていたが、全く調整していない状態。できることは全力でやった」。すでに平泳ぎの泳ぎ込みを始めており、東京五輪に向けて、厳しい冬に取り組んでいる段階だ。

ブダペストでの競泳国際リーグにも刺激を受けている。短水路(25メートルプール)ではあるが、小関が100メートル平泳ぎでリオ五輪王者ピーティ(英国)に連勝。3分サイクルで50メートルレースを3度行う「スキンズレース」という、独自の生き残り戦でもピーティと死闘を繰り広げて2位だった。

渡辺は「(200メートル自由形)松元(克央)の日本記録にも、小関さんが100メートルでピーティに競り勝ったこともニュースで見ている。自分は全力で泳いでこのタイムということは、全力で練習しているということ。ポジティブに考えています」と話した。

最終日の8日は本命の200メートル平泳ぎに出場する。