全日本空手道連盟が、菅義偉首相に名誉九段の段位を授与することが19日に分かった。20日に授与式が行われる予定。

名誉九段が贈られるのは、英国エリザベス女王の夫のエディンバラ公フィリップ殿下(1971年)、インドネシアのスハルト元大統領(76年)以来44年ぶり3人目。試験制度で取得できるのは八段が最高となっている。菅首相は法大在学中に剛柔流空手道部の副将を務め、二段を取得して卒業した。

菅首相は官房長官時代の2014年から空手道推進議員連盟の会長を務め、東京オリンピック(五輪)での新種目入りに尽力。競技の普及や発展に大きく貢献してきたとして、今回の授与が決まった。