レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが3位、アレクサンダー・アルボンが4位と2列目グリッドを占めた。

4本のストレートを中低速コーナーでつないだバーレーン・インターナショナル・サーキットではパワーがものを言うこともあり、レッドブルとしては2014年に現行パワーユニット規定になってから苦戦を強いられてきたが、これが予選最上位の結果となった。フェルスタッペンはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスまで0・125秒差まで迫った。

「僕のアタックラップはとても良かったと思うし、低速コーナーでリアのグリップが少しだけ僕が思うよりも足りなかったけど、予選全体としてすごく良かったと思う」

金曜日に大クラッシュを喫したアルボンも、マシンのフィーリング自体は良く、予選でも自己最高の4位を手にした。

「FP1からすごく良かったし、FP3もそうだった。だから予選4位というのも非現実的ではなかったし、予選の前から十分に達成可能な目標だと思っていたよ。マシンも良いフィーリングだったし今日はさらに良くなっていたから、もちろん実際にそれが達成できて良かった。できればメルセデスAMGの戦略を邪魔できるような展開にできれば良いね」

金曜フリー走行での決勝想定ロングランではメルセデスAMGに並ぶ速さを見せたレッドブルだが、決勝ではそう簡単にはいかないだろうとフェルスタッペンは見ている。しかしソフトタイヤが使い物にならないほど性能低下が激しく、決勝の戦略も2回のタイヤ交換が想定されている。マシンセットアップとタイヤの選択で逆転の糸口をつかみたいとフェルスタッペンは語る。

「メルセデスAMGは今日になって速さを増してきたから、明日も彼らを打ち負かすのは難しいかもしれない。ただ僕らは彼らとは違うタイヤの残し方をしているから、それがどううまくいくか、アドバンテージになるかならないかだね。ここはすごくタイヤに厳しいレースになるから、セットアップ面で正しい妥協点を見つけ出せていることを願っているよ」

(米家峰起通信員)