デンソーがサブホームタウンとなった札幌開催を2連勝で締めた。

鍋谷友理枝(26)がチーム2位の15得点を挙げるなど攻撃面でけん引。セッターの田代佳奈美(29)も巧みなトスさばきを見せ、日本代表コンビでストレート勝ちに導いた。

昨秋、デンソーが札幌市とホームタウンパートナー協定を締結し、福島の郡山とともにサブホームタウンとしたことで実現。コロナ禍の影響で、観客は最大収容数の半分程度に減らしての開催となり、この試合は510人の観衆が国内トップリーグのプレーを楽しんだ。

田代は「コロナ禍で大変な中、連勝するところを見せられて良かった。いろいろなところでバレーを広めていけたら」。鍋谷は「こういう状況でも足を運んでくださった方、開催してくださった関係者の方々に感謝したい。連勝で恩返しできて良かった」と振り返った。

デンソーの川北元監督(44)は「札幌での2試合をいい形で終われてほっとしている。今後も来ることになると思うが、この地がデンソーにとって良い場所となるようにしていけたら」と話した。