新潟アルビレックスBBの連勝はならなかった。サンロッカーズ渋谷に67-85で敗れた。得点源の1人、SFロスコ・アレン(27)を負傷で欠くなど万全な状態で臨めない中、相手の圧力に屈した。

流れを取り戻すことができない。試合の立ち上がりこそPFアレン・ダーラム(32)の連続得点で4-0とリードしたが、この後に連続11失点。以降はリードを奪えないまま終えた。SR渋谷のタイトなマンマークを突破できず、ターンオーバー18。相手に12のオフェンスリバウンドを許し、主導権を握られた。

前節秋田戦(2日)、2度の延長の末に110-102で勝利したが、その試合でアレンが負傷し、この日は不出場。1試合平均21・6得点の得点源不在は響いた。ダーラム、Cジェイソン・ウォッシュバーン(30)がともに36分以上の出場と負荷がかかった。

チーム全体のコンディションも不安だった。ナイターだった秋田戦を終え、バスで新潟に移動。到着したのは3日午前5時30分。4日は午後1時から練習後に、再びバスで約5時間をかけて東京入りする強行軍。疲労は抜けていなかった。福田将吾監督(36)は「やるべきことの遂行力が低かった。そこを正さないと」と切り替えを促した。連勝を逃し、一転、連敗の危機に立たされた。