体操男子で大阪・清風高3年の北園丈琉が、新年の誓いを立てた。6日、同校で練習を公開。書き初めを披露し「達成」と記した。今春には東京オリンピック(五輪)代表の選考会が予定されており「小さい頃からの目標である個人、団体での優勝を達成できるように」との思いを込めた。

18年ユース五輪で5冠。昨年12月の全日本選手権は2位となり「優勝に手が届くところまできて、自信になった」と話し、目標がより明確になった。

代表入りに向け、鉄棒の離れ業・屈伸コバチと、床の大技であるリ・ジョンソンを練習中。「美しさにこだわりたい。4月には間に合わせます」と意気込んだ。

梅本英貴監督は「高校生はひと冬で大きく成長するので、その姿を見せられるようにならないと」と期待した。

大みそか、元日も休まず練習に打ち込んだ。2日に初詣に行き、おみくじは小吉。しかし「『願いはかなう』と書いてありました」と笑顔を見せた。新型コロナウイルスの影響で開催が延期された東京五輪だが、1年間で技術を磨いた。今年は、夢をかなえる年にする。【佐藤あすみ】