緊急事態宣言の発令を政府に要請中の大阪にあって、丸善インテックアリーナ大阪で全日本卓球選手権が11日、開幕した。無観客で、実施種目を男女、混合ダブルスを外して、一般とジュニアの男女シングルス4種目のみに絞る。各コートは3試合終えるごとに換気、消毒を行い、最終日の17日まで新型コロナウイルス感染予防対策を徹底する。

開会式では大会主管の大阪卓球協会・平尾信次会長があいさつを行った。「大会をやるべきか、やらざるべきか」熟慮した思いを明かした上で「開催を一番喜んでいるのは選手だと思います。消毒、換気などで(正常な大会運営に)全力を尽くしています。(選手は)マナーを守り、多くの方に努力への感謝の気持ちを持って、試合に臨んでいただきたい」と話した。