東京五輪女子48キロ級代表の渡名喜風南(25=パーク24)が準決勝で、世界選手権2連覇のダリア・ビロディド(ウクライナ)に優勢勝ちし、決勝に駒を進めた。ライバルとの5度目の対戦で初勝利を挙げた。

試合開始直後、11カ月ぶりの実戦となった渡名喜は、背後から抱きついてきたビロディドの一瞬の隙をみて、一本背負いで技ありを奪った。その後は、冷静な組み手で逃げ切った。

ビロディドは昨年10月のグランドスラム・ブダペストには52キロ級で出場。172センチの長身でコロナ禍での減量に不安を抱き、1階級上げて銅メダルを獲得した。