新型コロナウイルス感染拡大の影響により、1カ月遅れでラグビーのトップリーグ(TL)が20日、開幕する。

来年1月の新リーグ発足に伴い最後のTLとなる今季は、19年W杯などで活躍したニュージーランド(NZ)代表88キャップを誇るSOボーデン・バレット(29=サントリー)や、オーストラリア代表主将のフランカー、マイケル・フーパー(29=トヨタ自動車)ら大物外国人選手が多数参戦。世界トップレベルのプレーに期待が高まる。

   ◇   ◇   ◇

NZ代表69キャップでNTTドコモに加入したSHのTJ・ペレナラ(29)が、銀髪で開幕先発デビューを果たす。同代表が試合前に披露する「ハカ」のリーダーを務め、左腕のタトゥーは「家族、先人らへの思いを込めたもの」という。19日は開幕節のキヤノン戦(21日)に向けて大阪市内で調整し「(合流後の)2カ月が長く感じた。すごく楽しみ」と胸を躍らせた。

W杯2大会連続出場後、昨秋の南半球4カ国対抗でも活躍。12月の来日後は文化も楽しみ「日本のカレーが好き。CoCo壱番屋の大ファンで、3辛、トッピングはソイミート、野菜がいいね」と明かす。約1カ月前に人生初の銀髪へ“イメチェン”し、目標の8強へ気分上々だ。南アフリカ代表WTBで19年W杯6トライのマピンピは外国籍の出場枠を考慮し、戦略的理由で開幕欠場。攻守の要となるペレナラは「まずは勝つこと。それが僕たちの仕事。誇らしいプレーをしたい」と誓った。【松本航】

トップリーグ開幕!新加入のスーパースターまとめ>>

トップリーグ開幕!スコアはこちら>>