柔道のグランドスラム・タシケント大会に出場した東京オリンピック(五輪)女子52キロ級代表の阿部詩(20=日体大)ら女子選手4人が、東京・講道館で2週間の隔離稽古に励むことが10日、明らかになった。全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(53)がオンライン取材で説明した。
阿部らは9日に帰国。コロナ禍の影響で練習が特例で許される「アスリートトラック」が現在停止中のため、本来は自宅での14日間の自主隔離が必要だった。そんな中、遠征中にスポーツ庁から「1フロア貸し切り」「複数回のPCR検査」などの条件を満たせば、講道館でも可能と提案され、強化陣らで協議して、道場と宿泊施設を併設する講道館に急きょ依頼した。3階の宿泊施設(1泊5500円)も全部屋空室でフロアの貸し切りに成功。女子代表の増地克之監督らタシケントに同行した強化陣3人も4選手と宿泊している。
関係者によると、12日まではPCR検査の結果待ちで3階に缶詰め状態。13日から非常階段を使って道場へ行き、午前中に稽古を行う。食事は弁当を取り寄せる。金野氏は「ホテルの1フロア貸し切りは予算的に不可能だった。講道館のおかげで助かった」と、“救世主”に感謝していた。【峯岸佑樹】


