アーチェリー女子で東京オリンピック(五輪)代表入りした中村美樹(28)が7日、所属のハードオフ本社(新発田市)を訪ね、代表入りを報告した。人事総務部の社員らに笑顔で歓迎された中村は「こうしてアットホームな感じで応援してくださる企業はなかなかない。山本会長も真摯(しんし)に話を聞いてくださるので本当に感謝です」と笑顔だった。

15年3月の入社時に山本善政会長(73)と約束した「1週間単位で練習内容などの日報を送ること」を欠かさなかった。「小事は大事。日報が途切れなかったらオリンピックに行けるなと思っていた」と同社から初の五輪代表選手輩出に喜びの表情の山本会長に、中村は「通過したからには金メダルを取りたい」と応えていた。