男子の古谷純平(29=三井住友海上)が、バイクで痛恨のタイヤのパンクに見舞われて棄権した。

スイムを終えて9位と日本人トップに付ける古谷は続くバイクで順位を押し上げる中、アクシデント。前輪のタイヤがパンクしたとみられ自転車を肩に持ち上げて、ホイールステーションに向かった。だが、肝心のホイールが置いておらず、パンク処理ができなかった。その後ヘルメットを脱いで走行を断念した。

この大会は東京オリンピック(五輪)出場を争う五輪ランキングのポイント付与が再開される大会に当たり、男子は16位以内に入った日本人上位2人を代表最有力候補とすると位置付けられている。

前日の会見で古谷は「最初から先頭集団でレースする」とレースの展望を話し、スイムとバイクで先頭集団に付けることを狙っていた。思い通りの展開が描けていただけに、悔しさが残る大会となった。