B1新潟アルビレックスBBのPG五十嵐圭(41)が21-22年シーズンからB1に昇格する群馬に移籍することが11日、分かった。五十嵐はBリーグがスタートした16年、旧NBL三菱電機名古屋(現名古屋D)から新潟に移籍し、5季在籍。18-19年はレギュラーシーズン59試合出場、1試合平均得点11・5点、同アシスト5・2で中地区初優勝に貢献した。今季は47試合出場、1試合平均得点7・5点、同アシスト4・1だった。

新潟と五十嵐との契約は20-21年が最終年。シーズン終了後にクラブ側は残留交渉を重ねていた。群馬はbjリーグ時代に新潟の指揮を執った平岡富士貴監督(47)の下、20-21年にB2で優勝し、B1昇格を決めた。B1参戦を見据え、経験豊富な五十嵐にオファーしていた。

新潟はこのオフ、SG石井峻平(25)が契約満了となり、SF林翔太郎(25)がB1滋賀に移籍。PG水野幹太(23)がB2福島に期限付き移籍する。シーズン途中に離脱した福田将吾監督(37)に代わって指揮を執った青木勇人アソシエイトコーチ(47)も6月いっぱいで契約満了となる。チーム状況が流動的な中で大黒柱を失うことになった。

◆五十嵐圭(いがらし・けい)1980年(昭55)5月7日、上越市生まれ。直江津東中から北陸高(福井)を経て、中大へ進学した。3年時にインカレ準優勝。卒業後は日立に入社。06年は日本代表で世界選手権に出場。09年にトヨタに移籍し、10年から三菱電機名古屋に所属。16年に新潟に移籍。ポジションはPG。180センチ、73キロ。