体操男子で16年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルの白井健三(24=日体大教員)が現役引退を発表した。16日に神奈川県内の日体大で会見を開き、表明した。

13年世界選手権で日本男子初の高校生代表になり、床運動で金メダルを獲得する衝撃を残してから、「ひねり王子」と形容されるほどひねりまくる跳躍で活躍した。主要国際大会での初成功者の名前が付く新技「シライ」は、6つを数えた。内訳は床運動が3つ、跳馬が3つ。それぞれを改めて解説する。

【床運動】

<1>シライ/ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり) F難度 13年世界選手権で認定

<2>シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり) F難度 13年世界選手権で認定

<3>シライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり) H難度 15年の豊田国際で認定

【跳馬】

<1>シライ/キム・ヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり) 13年世界選手権で認定

<2>シライ2(伸身ユルチェンコ3回半ひねり) 16年リオデジャネイロ五輪で認定

<3>シライ3(ロンダード1回ひねり後転とび後方伸身宙返り2回ひねり) 17年種目別W杯メルボルン大会で認定