水泳の「第93回早慶戦」が28日、千葉・習志野市内の千葉県国際総合水泳場で開催された。早大は、1週間前に学生から新型コロナウイルス感染者が3人出たことで、校内で練習していた約30人の部員がすべて出場を辞退。学校とは別に、スイミングクラブで練習している男子1人、女子5人の計6人だけが出場した。

早大の梶川悟競泳監督は「感染拡大を防ぐためにこういたしました」と説明した。梶川監督によると、21日に2人、23日に1人の感染が確認された。保健所の指示に従って、濃厚接触者と判定された6人は自宅待機中。練習は一時的に停止となった。残りの部員はPCR検査を受けて全員が陰性だったが、万全を期すために棄権を決定。当初の予定では40人弱が出場予定だったが、6人となった。

1927年(昭2)に第1回が行われた大会。日本水連関係者は「伝統ある大会なので、協議した上で継続することになりました」。慶大側と相談した上で開催することになった。